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Live and let live

『花より男子』の総つく限定二次小説になります。

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本命チョコじゃなければ意味がない (後編)

~Tsukushi~



13日、午後。
アパートの前にダックスフンドが停車した。


そこから降りてきたのは、高身長に細身、そして出るところが出て引っ込むところは引っ込んでるけど、超絶に強烈な性格の持ち主、道明寺椿。

そう…
先日、つくしがLINEを送った相手である………


「つくしちゃ~ん(⋈◍>◡<◍)。✧♡
 ライン、とってもうれしかったわぁ。
 用件は了解よ!
 思いっきり司にドッキリを
 仕掛けてあげましょうね(^^♪)
 そうと決まれば…
 早速準備に取り掛かるわよ!
 ハイ、鍵出して!
 あ、それとアレもね!」


なんで鍵?という疑問も残っているが、この人の強引さに負けてしまうのはいつものこと。
あっさりとアパートの合鍵を椿に渡してしまう…
そして鍵を用意している間にちゃっかりと道明寺用のチョコをちゃっかりと手に持っていた。
なんで同じような包装で名前も書いてあるわけでもないのに分かったのかは不明だが、これも道明寺家の血筋がもつ野生の感なのかとなぜか納得しているつくしを買い物に連れ出し、買い物の合間にはちゃっかり根掘り葉掘りつくしの本命を聞きだした。


「う~ん…私は賛成できないけど…
 でもつくしちゃんが好きなら仕方ないわ。
 どうせならF4以外の方がよかったんだけど。
 まぁつくしちゃんが幸せならそれでよし!」


椿の何とも言えない激励をもらってアパートに送ってもらうと、そこにはまたダックスフンドが………


そこから出てきたのは家元夫人だった。


「あら、道明寺さんのお嬢さんでしたわね?」

「はい、ご無沙汰しております」

「今日はどうされたのかしら?」

「ええ…つくしちゃんから
頼まれたことがあって…」

「あら…そうでしたの………」


なぜか牽制しあう二人に何とも言えない空気が流れていた。


「あの…家元夫人、どうされましたか?」

「ああ、そうね!
 ちょっと用事ができてしまって…
 若い女性が必要なのよ。
 それでつくしちゃんの顔が浮かんだの。
 ちょっと来ていただけないかしら?
 では道明寺さん、また」

「あ、待って!つくしちゃん忘れ物!」


そう言うと勝手に合鍵を使って入ったアパートからお姉さんが何かを持ってきて、あたしに押し付けた。

それを確認する間もなく、強引に西門のダックスフンドにつくしを乗せると一目散に走り去る。


その車を見送りながら椿が「な~んだ、心配ないじゃない」とつぶやいていたことなどつくしは知る由もなかった。


そして隣でニコニコしている家元夫人に連れてこられた西門邸ではなくメープルのライバルホテルのスイートルーム。


なぜかそこで先に軽食が出され、食べろってことよね?と理解したつくしはそれをありがたくいただいた。
軽くシャンパンも飲んでしまって………


ちょっとの合間にお姉さんから手渡されたモノを確認すると、それはF3のために用意たチョコとプレゼント。

なんで?と思ったもののエステのお姉さまたちがきた。
そのお姉さまたちによるエステ長時間コースで、まんまと寝てしまい、目が覚めたらすでに14日朝。


部屋のインターフォンが鳴り、慌てて開けるとそこに立っていたのは総二郎で………


なぜかニヒルな笑みを浮かべたまま、部屋に入ってきた。


「つくしちゃん?
 もしかしてお兄さん誘われてる?
 バスローブがはだけ気味なんだけど?」


みたらもう少しで胸が見える寸前!
さらには頭がぼさぼさ。

でも…エステの効果なのかお肌だけはつるつるピカピカだったけど………


「ぎゃーーーーーーーーー」


思わずあげてしまった可愛くない悲鳴。


しかし、すでにスイートの重厚なドアは閉まられていたため、外にはその色気のない悲鳴は聞こえずにすんでいた…


「つくしちゃん?
 とにかく早くシャワー浴びて
 着替えて来いよ。
 お兄さんベッドに直行でもいいけど
 せっかくだからバレンタインデート
 楽しもうぜ?」

「バレンタインデート?
 何言ってんのよ。
 あたしは家元夫人に
 用事があるってここに連れて
 こられたんだからね?
 で?用事って西門さんは知ってるの?」

「ああ、まぁだからとにかく
 シャワー浴びて来いって。
 話はそれからだ」


なんてウインクまでされちゃって押し込まれたシャワールーム。
仕方なくシャワー室に入るとそこにはすでに家元夫人が手配したのか、着替えが準備されていた。


結局言われるがままに準備して部屋に戻れば、そこにはブランチが用意されていた………





~Sojiro~



牧野がシャワーを浴びている間にブランチを頼んでおいた。
きっと牧野に色々と聞かれるだろう。
しかし牧野のことだから腹を空かせていると思った俺って健気じゃね?


案の定………


「ねぇ?どういうこと?」

「ん?だからこういうこと。
 司もNYから来るらしいからさ
 それを阻止することはできねぇから
 母親使って拉致したってわけ?」

「拉致って………
 でもそんなの必要なかったわよ。
 今頃道明寺は、椿お姉さんの餌食だよ…」

「椿姉ちゃん?」

「うん………道明寺から連絡来て
 朝からアパートに来るって言うから
 逃げられる方法はもう椿お姉さんしか
 ないと思ったのよ!
 だからあたしのアパートには
 椿お姉さんがスタンバイしてるのよ」

「……………」


どうなっているのか簡単に想像できるその状況に司が哀れに思えて仕方がない。

それでも、もうこのバレンタインに牧野がそのような行動を起こしたということは、完全に司のことは吹っ切れたのだと安心してしまった。


「で?だからどうしてこうなってるわけ?」


眉間にしわを寄せて怒っている感じを出しながらも、ブランチをぱくついている。


「ん?バレンタインだから?」


そう言うと今度は頭の上にいくつもクエスチョンマークが飛んでいるようだ。


「何度も言ってるだろ?
 本命チョコをもらうために
 こうなったんだって」


しばし沈黙。


「チョコ?」

「ああ」

「本命?」

「そう、本命!
 俺に本命チョコくれないわけ?」


また少し間があって、何かを思い出したようでぎこちなくロボットみたいに動き始めた。


袋の中をゴソゴソしながら俺をちらっと盗み見ている…


「おい、早くよこせって。
 なんなら本当にお前に
 チョコレートコーティング
 したっていいんだぜ?
 それこそ本命チョコっぽくね?」

「げっ!変態!」

「変態で結構、結構!
 いいから早くよこせよ
 でも俺、マジで本命以外
 受け付けねぇから。
 そうじゃなきゃ意味がねぇんだから。
 ほら、出せって。
 マジでコーティングチョコか?」

「もう!そんなわけないでしょ!」

 
ちょっとからかってやれば仕方がないとばかりに取り出した二つのモノを見て、天にも舞い上がるほど嬉しかった。


だって俺好みのブランドのロゴ。
牧野の財政的にそれを用意してくれたってことは俺が本命ってことで…


中身を確認する前に、抱きしめるとありったけの気持ちを込めて唇を合わせた。



Happy Valentine(⋈◍>◡<◍)。✧♡



おまけ



司がつくしのアパートに到着した。
長時間フライトの疲れなど何のその。

身支度を整え、そして真っ赤なバラの花束を片手にインターホンを押した。

中から「はーい、どうぞ?」の声が聞こえてきた。


なんだ!やっぱり俺様を待っていたんだ!と意気揚々とドアを開けソファに腰かけているきれいな黒髪に向かって後ろから抱き着き、「牧野!」と顎に手を当てキスをしようと振り向かせれば、そこにいたのは椿お姉さま。


「ね、ね、ねぇちゃん。
 何でここにいんだよ?」

「司!はい、バレンタインの
 チョコレートよ!
 こっちはつくしちゃんから
 そしてこっちは私から♪
 つくしちゃんだと思ったの?
 バカねぇ………
 つくしちゃんは新しい恋を始めてるの!
 そうね!そろそろ連絡が」


そう言う椿の言葉の途中で司に総二郎からのメッセージ。
そこには………
つくしとラブラブなツーショットで「結婚を前提に付き合うことになりました」という言葉が添えられていた。


それを見て呆然自失の司をなぜか椿がどこかに連れ去っていく………

そして連れ去られる途中でジェットで見たつくしからのチョコレートには「義理」としっかり書いてあるものだった。




おまけのおまけ。


あきらと類には総二郎の妨害によって当日渡すことができなかった。
翌日渡した実にセンスのないつくしちゃんが選んだチョコは………


あきらには双子ちゃんたちと作ったカップチョコと「感謝」と書かれたチョコレートも付けられた。

類にも「友情」と書いてある数百円のチョコレートだったけど、ちょっとだけ特別。

なぜか某テーマパークのチケットが同封されていた。


「類!またチケット手に入ったの!
 来月また一緒に行こうね」


のメッセージ付き。


そして………これを総二郎が知ることになる?
さらにはプレゼントを一緒に選んだのが類だとばれた日には………


Fin



☆;+;。・゚・。;+;☆;+;。・゚・。;+;☆;+;。・゚・。;+;☆;+;。・゚・。;+;☆


次回のお話は長編?(20-30話程度)になる予定です!
いつから始めるかはまだ未定ですが、たまにはまた覗いてみてくださいね♪

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本命チョコじゃなければ意味がない (中編)

~Akira~



三連休。
土曜日から牧野は2泊3日で美作邸に泊まり込む。

と言っても、3日ともチョコレートつくりに勤しむわけではないらしい。

土曜日はここ数年、この時期になると母親に頼まれたことをするようだ。
こればかりは本当に申し訳ないと毎年思う。


我が家は毎年、バレンタインに母親が関係各社にチョコレートを送り付ける。
さすがに手作りではないが、手書きのメッセージカードを送る。
その数、数百?数千?………

それを母親が選んだかわいらしい香り付きの封筒に入れたりしているらしい。

何年か前、偶然邸に遊びに来ていた牧野が手伝ってから、牧野の作業の丁寧さなどに惹かれた母親がバイト代を出してお願いしている。

本来ならもう少し前にできあげっていたはずだったが、予防接種をしていたにも関わらず、双子と母親がインフルエンザに順番に掛かったため、手配が遅れてしまったようだ。

だから大忙し…
使用人にやらせればいいのに、「意味がない」と張り切っている。


二日目は準備に取り掛かりながらも、双子の相手。

そして最終日にようやく作ることに取り掛かり、ラッピングまでするようだ…


美作邸にいて当たり前のようになっている牧野を見ると、俺のことを見てくれたらいいなと思うけど、牧野の気持ちを俺は知っている。
もちろん類だって知っていてあんなことを言っている。


全然気が付いていない総二郎へのもどかしさもあって、あんなことを言っていたけど………
今度こそ牧野の幸せを考えてあげたいと心から思っている。


司とのことは、正直見ているこちらもきつかった。
今では手のひらを返したように復縁を画策している鉄の女を、友人の母とは思えない位に軽蔑している…

牧野を一人の人間として認めている俺の両親に至っては憤慨してしまい、いくら道明寺の看板を下げているからといっても提携を必要最低限まで落とした。


類の家は、特段動きは見られない。
しかし、牧野のことを一番に考える類が何かを画策しているのは間違いないだろう。


そして総二郎は…
最初こそ牧野をうさん臭く見ていたようだけど、最近ではうちと変わらない。
総二郎と牧野の将来を真剣に見据えて動いている。

ただでさえ柵しかない面倒な家には違いないが、西門で牧野の居場所を確たるものと一門で動いてくれているからこそ、俺は認めることにした。


ただ………
一人蚊帳の外で、振り回されてばかりの司のことを考えると、少しばかり胸が痛んだ…





~Rui~



総二郎ってさ、どうしてあんなにバカなわけ?
なんで牧野の気持ちに気が付いてないの?
俺は牧野の気持ちがわかるのは当然なんだけど、あきらや三条だって気が付いてるよ?

なんで早く素直になって牧野を大切にしてやらないのさ?

今の俺だったら、牧野しか大切なものなんてないくらいなのにね………


だけど、牧野が今大切に想っているのは総二郎だから我慢してるのにさ…


だから…
このバレンタインで総二郎がどう動くのか、それによって俺も今後について考えようと思うんだ。

総二郎、最後のチャンスあげる。
もし失敗したらわかってるよね?


もちろん牧野には協力してあげるよ?

あきらのところがおばさんの手伝いってことでバイト代出しているから、総二郎へのプレゼントで困っているだろう牧野への助け舟を俺が出してあげようかな。


あ、牧野だ!


「牧野?どうした?」

「あ、花沢類!
 あのね?バレン…
 あ、ううん。何でもない」

「そうなの?だったら俺の
 デパート視察一緒に行ってくれない?
 最近さ、花沢系列のデパートも
 業績の関係で店舗の出入りも
 激しいらしくてさ…
 特にメンズものが芳しくないらしくて…
 親に若者の目で見に行ってほしいって
 連絡が来てるんだよね…」

「そうなの?うん!もちろんいいよ
 いついくの?」

「平日の方が空いてるから
 12日なんてどう?」

「うん!いいね!」


あきらのお袋さんからバイト代がもらえるのが11日だろうから、ちょうどいいよね?
だったらもう一押し!


「じゃあ、決まり。
 そうだ!俺たち4人って
 タイプ違うと思うんだよね。
 誰がどんなものいいかなんて
 当てっこしながらどう?
 ただ視察するより楽しくない」


牧野が一瞬ほっとした顔をした後、嬉しそうに笑って頷いた!


そして約束の日。
さりげなく総二郎が好きそうなものに誘導して………
ちょっと店長と話しているふりをしていたら、コソコソと購入してる牧野の姿があった。

それを大切そうにバッグの底にしまって…


やっぱり牧野にそんな風に思ってもらえる総二郎がうらやましくて仕方がなかった。


総二郎、感謝しなよね?
お礼は牧野との週一のデートを邪魔しない権利だけでいいからね?


あ、司のことも気になるけど…
う~ん、そこはあきらに任せておけばいいや!
そんな煩わしいことは子供のころからあきらの仕事だもんね。





~Tsukasa~



ここ数日ばばあがうるさくて仕方がない。


「司!バレンタインは日本です。
 もちろんホワイトデーもです。
 とにかくもう一度あの子を
 捕まえてくるのです。」

「うるせえよ!
 言われなくてもわかってるに
 決まってんだよ。」

「はぁ…
 本当に失敗だったわ…
 こんなことになるなら
 もっといい顔をしておくべきだったわ。
 とにかく、婚姻届けには
 私がサインしますからね。
 それを持っていきなさいね。
 牧野への結納金は
 億単位で用意して頂戴。
 それから…
 私が待っていると言いなさいね…」


後ろを向いたままでそう付け加えたばばあ。


むかつきはしたが、まぁ見てろって。
俺様と牧野の絆を見せてやる!


そう意気込むと、日本時間の14日の朝に間に合うようにジェットを飛ばして向かうことにした。


でもなんでだ?
なんか嫌な予感がしてしょうがねぇ…


一緒にジェットに乗っている西田だって何ともいえねぇ顔をしている。
ばばあが俺に牧野との復縁の話をした時も、そして今回の婚姻届けの承認欄にサインをしてくれた時も微妙な顔つきだった。


今だって俺に何かを言いたそうだが、それを聞いてはいけない気がして西田の方を見ないようにしていた。

俺と牧野のことをずっと見守ってくれている西田。
だからこそ…
不安で仕方がねぇ…





~Sojiro~



三連休はあきらの家で過ごしたらしい牧野とは一度も会えなかった。
だからせめて12日会えたらいいなと思ったら、類と出かけるらしい。

14日には司が日本にバレンタインのために戻ってくるらしいという情報もあきらから入ってきた。


やっぱり俺は牧野にとってF4で一番遠い存在のままなのだろうか?


でも…
14日に司に牧野を拉致される前なら………


司がジェットを飛ばして日本につくのは14日の朝らしい。


だったら13日の夜から西門で牧野を保護しておけば、いくら司といえどもどうともできないだろうと考えた俺。
やっぱ賢いよな~俺!


類ほどじゃないけど、策士だし?
あきらほどじゃないけど、気が回るし?
司ほどじゃないけど、強引さも兼ね揃えてるんじゃね?


要は何気にバランスが取れてるんだよな~俺って!


よし!そうと決まれば……………






☆;+;。・゚・。;+;☆;+;。・゚・。;+;☆;+;。・゚・。;+;☆;+;。・゚・。;+;☆


後編は14日を予定しています。
またいつものお時間に覗いてみてくださいね!


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本命チョコじゃなければ意味がない (前編)

~Tsukushi~



つくしはデパートのバレンタイン特設会場に設けられた休憩用のベンチで猛烈に考え込んでいた。
気分は憂鬱。
見た目は『ロダンの考える人』
さらには当然のようにブツブツと独り言を呟いているため気味が悪いようで、混雑していたにも関わらず半径1Mは誰も近づかないほどだった。



今年のバレンタインもF3の中に本命はいるけど、NYの司も入れて4人とも同じものにする予定だった。

司との恋で身分の差を思い知った…
だからこの恋は諦めようと決心して他のメンバーと同様にするつもりだったのに………


それなのに…
2月に入ってすぐに大学のラウンジでF3に言われた無理難題。


「「「バレンタインのチョコだけど
今年はこいつらと一緒は嫌だ」」」

「牧野?俺本命チョコでいいよ?
 チョコじゃなくても牧野の
 手作りならなんでもいい
 だから特別なの頂戴?」

「類!何言ってんだ?
 牧野の本命は俺だろ?
 牧野!どうせならお前にチョコを
 コーティングしてくれたらそれでいいや。
 その後、ホワイトデーまで
 待たなくてもすぐに隅々まできれいに
 念入りに大切にお返しするからな」

「総二郎!ずるい!
 牧野!俺もそれがいい
 全身じゃなくても
 ピンポイントでもいいよ?」

「お前変態だろ?」

「総二郎ほどじゃないよ」

「類も総二郎もいいがげんにしろ!
 なんでお前たちが本命になるんだよ?
 牧野は3連休俺の家で
 お袋や双子と一緒に作るんだぜ?
 だったら本命は俺だけだろう?
 俺はこいつらみたいな
 贅沢言わないから牧野が一緒に
 いてくれるだけでもいいけど…
 でも何かくれたらうれしいよ」

「「あきら………(怒)」」

そんな会話をまるで人ごとのように聞いていた。
そうチョコは双子ちゃんたちと一緒に夢子さんに教えてもらいながら甘くないものをつくるつもりだった。

手作りならチョコレートだけいいものを選んだとしてもそこまで値ははらない。


でも………
揃いも揃って同じことを言われてしまい、当初計画していた安価な手作りチョコでは納得してくれそうにない。


それだけならまだしも、NYの猛獣まで2/14はわざわざ日本にいるらしい…

昨日、いきなり着信がはいって、用件だけまくし立てて切られた。


「俺様に復縁本命チョコよこせ。
 そうしたらすぐにでも結婚だ。
 日本の婚姻届けも用意した。
 14日はバイトも休んで朝から
 家で待ってるよ」


はぁ………
本当に頭が痛い。


この際、とんずらしようか…
桜子の家にでも避難しようか…

それとも本当にバイトも休んでどっか行こうか…
でもどこまでも追いかけてきそうなんだよね…あの4人………


う~~ん………


とりあえず、道明寺には………
よし!決めた!!!


LINE…LINE…

よし、これでOK。
後は、えっと…

あ、道明寺にはあのチョコでいいんじゃない?


見回してめちゃくちゃ目に入ってきたチョコ。
お値段は安めだけど、これが最適よね?

さすがデパート!
品そろえ豊富じゃない♪


美作さんには………
申し訳ないけど、双子ちゃんたちと同じものの手作りでいいかな?
あ、せめてこれもつけてあげよう。


そう思い立ち、司のチョコレートを買ったものと同店にあったモノを手に取った。


西門さんには………
うーん…迷う。

類も………
あぁ…何も浮かんでこない。


あぁ!もう!
西門さんにはコレ!
そして類にはコレ!


そして…あとは………
本命へのプレゼントを買うために違う階へと移動した。

渡せるなんて思ってもいない…
それでも………
万が一の奇跡に備えて………


本来ならお気に入りのショップに行ってプレゼントを買いたい。
でも………
F3に紹介してもらったバイトを始めて、以前のようにそんなに貧乏ではないとはいえ、F4と呼ばれる人に買えるものなど小物だけだ…


だったらいつもと少し違うものをと考えてみたもののデパートのメンズ階を練り歩いてもこれって思えるものに出会えなかった。


仕方なく帰途につく。
手作りのモノも考えた。

でも手編みものは…
今時小学生だってプレゼントしないだろうな~と考え直す。

それにそんなものを渡すのも恥ずかしい…


やっぱり好きなブランドの小物になっちゃうのかな~と考えたら、ため息しか出てこない。


この前F3でああは言ってくれてたけど…
本当にあたしのこと想ってくれているのかは定かではない。


本命チョコを渡して、振られちゃったら…


まったく必要のない心配をつくしはしていた。





~Sojiro~



まったく!
せっかく司と別れたと思ったら、類だけでなくあきらまで牧野にまとわりつくようになっていた。


あきら!
お前の好みは年上のナイスバディーのマダムだろうが!

なんで牧野みたいに正反対のやつに惹かれてんだよ!
お前にはナイスバディーの女が一番お似合いなんだよ。


なんて自分にも当てはまりそうな文句が口に出てきそうになる。


類に至っては…
なんで牧野以外に興味が持てねぇんだよ!


とにかくこの三つ巴状態を早く脱却しなくては焦る。


最初の出だしが悪かった。
いや…悪すぎた。


「エロ門!寄るな!妊娠する」


俺って何なんだよ!
そんなに汚らしいものを見る目で見ないでくれよ。

牧野への気持ちを自覚してから、全然遊んでねぇんだぜ?
遊んでいるように見せかけているのは、縁談を断るための口実なだけ…

茶だって真剣に取り組んでるんだぜ?
最近はすげぇ評判もいいらしい。
牧野のお陰だって家元も家元夫人もわかっている。


だから………
毎週金曜日に行っている稽古だって最近は、将来を見据えたものにかわりつつある。
月に一度家元夫人が稽古するのは、そういうことなんだぜ?
おさがりの着物を着せてるのだって…
バイトの一環として関係各所に連れまわしているのだって…

極めつけは、俺だけでなく家元夫人の半東までしている。

その意味を知らないのは本人だけ。


ただ、厄介なのがあきらの家もそれに近しいものがある。
あきらの出席するパーティーでは牧野がパートナーになることが多い。


類の家は特段動きはないが、マイナスの動きがないことがこの状況を認めているということだろう…


そして司。
司の家は別れた瞬間、失ったものが多かった。

しばらく好調だったNYでのビジネス。
しかしそれは牧野がNYでキャッチボールしたらしい某会長が牧野のためにと多方面に声掛けをしてくれてあったからこそで、牧野を切った今、そのしっぺ返しを食らったらしい。
それをもって鉄の女が司と牧野の復縁を希望していると、社交界ではもっぱらの噂だ。


次の春にはそれぞれが卒業して今までのようにはいかなくなる。
このチャンスを逃したらもう次はない。


「ミケランジェロの最後の審判みたいだな」


以前、最後の審判の写真を見た牧野がつぶやいていた。
『エロ門がいっぱいいるみたい!』


その時は怒ったけど、なぜか心に残っていた…


牧野と少なからず想いあっているような気もしないでもないけれども…
牧野にとってはエロ門でしかないのかもしれない…


牧野の気持ちの確証が持てずに、不安だけが募っていった。



☆;+;。・゚・。;+;☆;+;。・゚・。;+;☆;+;。・゚・。;+;☆;+;。・゚・。;+;☆


次の更新は11日を予定しています。
お時間のある時に覗いてみてください。




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素敵なお知らせですヽ(≧▽≦)/



皆さん、こんにちはm(__)m
寒い日が続いてますね……、インフルエンザが大流行だそうですが、皆さんは大丈夫ですか?ご自愛下さいませ。

今日はお知らせが一つ(*^.^*)

昨年の夏、総ちゃん&類のイベント『summer festival』などでご一緒した、プルさんこと plumeriaさまのお部屋がお誕生日を迎えられました。

─めでたいヽ(*´▽)ノ♪

そこで、お友達が集まってコソコソ…相談、
お祝いする事にっ!!
(残念ながら忙しくて集まれ無かったお友達もいますが…( ´△`))
短編、小話、メッセージなどを贈らせて頂きました。


プルさんのお部屋は、こちら♪

↓↓↓↓↓



時差や滞在国の著作権法の関係によりアナウンスが遅れましたが、すでに公開が始まっています。
詳しい更新時間などは、プルさんのお部屋で確認して下さいね(*´∀`)♪












La nuit porte conseil (後編)

~Tsukushi~



道明寺にはあらかじめ連絡しておいた。


『会って話がしたいから
 誕生日の前後にNYに行くね』

『急だな…わかった
 ホテルはこちらで手配する』


たったそれだけのやりとりだった。
誕生日の夜を一緒に過ごせるとは思ってはいない。

その日の司は自分の誕生日パーティーがあるのだから、仕方がないことだとわかり切っていた。
でも…少しでも会いたかった。
会って自分の気持ちを確かめたかった。


西門さんに惹かれ始めている今。
きっと今会わなければ取り返しのつかないことになると思った。

道明寺との恋と違って、周りが認めてくれている恋はあたしを温かくしてくれる。

そしていつも近くにいる存在は、遠距離恋愛にはない安らぎを与えてくれることに気が付いてしまった。


だからこそ、今、司に会わなければ、ブレーキが掛けられないと警報がなっていた………


西門はちょうど初釜も終わって少し余裕が取れる時期だったので、あらかじめ5日間の休みを申請しておいた。
もちろんNYに行くことは伝えてなんかいない。

なぜか総二郎との仲を取り持とうと全員が躍起になっているため、言ったら最後、阻止される気がしてしまい、誰にも伝えることなんてできなかった。


NYでの滞在は3泊のみ。
飛行時間のみで丸半日以上かかってしまうため、これが限界だった。

そのうち、司の誕生日にあたる1/31は司がパーティーで会える可能性は低い。
限られた時間の中で、どのくらいの時間を司と会うことができるのかすらもわからない状況だった。


ジョン・F・ケネディ国際空港に降り立つとそこには司が手配した迎えが来てくれていた。
自身でホテルまで行くつもりだったが、慣れないアメリカのせいもあり、素直に従うことにした。
とはいえ、連れて行かれたホテルはメープルではなかった。


司はつくしをメープルに泊め、自身のパーティーにパートナーとして出るように手配してくれたが、鉄の女がそれを拒んだらしい。

どうやら明日のパーティーであたしが来れないように鉄の女がメープルでの宿泊を拒否したらしく、司が別の高級ホテルを手配してくれたそうだ。

そう…あの大統領のホテル。
司のところとはまた違う豪華さでホテル王と言われているのが一目瞭然だった。


それでも、メープルに泊まれないとなれば、さらに会える時間がないのだろうと、それとなく秘書の方に探りをいれる。
すると、泊まれない理由を言葉を選びながら教えてくれた司の秘書に思わず苦笑いしかできなかった。
やっぱり鉄の女には認めてもらえていないんだな~と痛感せざるを得ない。


さらには3日間の滞在時間のうち、時間が取れるのかもまだわからないと言われてしまった。


仕方がなく、秘書の方には「いつでもいいので連絡が欲しい」と伝えてもらい、1日目はホテルの近場に限定して観光に出ることにした。


高校時代にきて、キアーイのおじさんとキャッチボールをした公園に偶然差し掛かる。
すると、なんとキアーイのおじさんがまたもやしょぼんとして座っていた。

当時と違うのは英語が話せるようになっていた。
だからきっと覚えていないだろうなとわかっていても思わず話しかける。


「おじさん?」

「ん?あ、君はあの時の子だね」

「覚えていてくれたんだ」

「「キアーイ」」


二人で思わず口にした言葉にお互いに笑みがこぼれる。


「また何かあったの?」

「う~ん、また例の彼女さ」

「道明寺の?」

「そうそう、そういえば君は
 司の恋人だったんだね」

「/////」

「彼女との交渉はとてつもなく難しい。
 でも君に会えて思い出したよ
 素直にもう一度ぶつかってみるさ」

「うんうん、そうだね
 それが一番いいよ」


なぜか二人で食事をして、ホテルまで送ってもらった。
結局、この日は道明寺から連絡は来なかった。


そして司の誕生日当日。
昨日行きそびれた観光に行こうとして、ホテルを出たところで鉄の女に出くわした。


そして聞かされた道明寺の婚約発表を今日行うこと。
もちろん相手はあたしじゃなくて…


「だからさっさと帰りなさい」


とそれだけ言われて去っていく後姿を呆然と見送るしかできなかった。
もちろん観光なんて行く気にもなれずにホテルに戻る。

NYの冬は昼間はとてつもなく短い。
東京のように都会特有の明るさはあるが、気が付けばもう真っ暗だった。


何気なくテレビをつければ、道明寺ホールディングスとどこかの会社の提携。
そして司とそこの令嬢の婚約が発表されたようでニュースになっていた…


それをただ眺めているだけの自分。
目からは自然と涙があふれている。


とたんに今まで鳴ることのなかったスマホに着信が入った。
でもそれを確認することさえできずに放置するしかない。


何度目かの着信の後、今度はホテルの部屋のチャイムが鳴った。


本当だったら誰にも会いたくない。
だけど、なぜかフラフラとドアを開けた。


「牧野」


名前を飛び込んできたのは司でなく、総二郎で………
次の瞬間にはすごい力で抱きしめられていた。


なんでここが分かったの?と聞こうと思ったら、その疑問を先に教えてくれた。


「お前が休み取ったから
 一緒でに出掛けようと思って
 部屋まで行ったのにいねぇし…
 連絡しても電源入ってねぇし…
 ようやく電源入ったと思って
 どこにいるかGPS使ったらNYだったから
 慌てて追いかけてきてみたらこれだ。
 来てよかった」

「に、に、西門さん…苦し…」

「苦しくても我慢しろ!
 俺だってここまで来るまで
 やっぱり俺じゃだめなのかもって
 苦しくて仕方なかった。
 でも………
 やっぱり俺しかいねぇだろう。
 お前のこと支えていける奴なんてさ」


そう言われて初めて気が付いた。
西門さんが少し震えていることに…


「なんで勝手にこんなとこまで
 一人で来てるんだよ?
 そんなに司に会いたかったか?
 会ってどうするつもりだった?」

「………だって………
 宙ぶらりんなままじゃ
 どうしようもないじゃない!
 ひどいよ西門さん。
 ずるいよ西門さん。
 あのままじゃそのまま
 西門さんの手を取っちゃうじゃん。
 道明寺を裏切ることになる…」

「だったらこれで踏ん切りついたか?
 あいつがお前を裏切ったんだ。
 お前がここまで来てるって知ってるんだろ?
 だったらそうだろ!司」


いきなり振り返った西門さんが見る先には、慌ててパーティーを抜け出してきたであろう司の姿があった。



~Sojiro~



牧野がNYに行っていると分かったとたん、血の気が引いていくようだった。
でも、慌てて追いかけることにした。


いざとなったら司から奪ってやるってくらいの気概でないと、これからの幸せはつかめない。
NYに行きたいから仕事を調整してほしいと家元夫妻に頼むと、当然とばかりに送りだしてくれた。


フライト時間中も気が気ではなかった。
牧野が司に会いに行った理由もわからなくはない。
でも………
今現在牧野の一番近くにいるのは俺で、牧野を支えているという想いもある。


そんな中、そろそろNYにつくというところで流れてきたニュースに衝撃が走った。

空港に到着すると、我先にと税関を通り抜け、GPSからホテルを割り出した。
明らかに司が用意したんだろう。


フロントでは、ここに来る間にリムジンから西田さんに連絡して通してもらえるように手配しておいた。


「西門様、どうか牧野様を支えて
 あげてください。
 せっかくNYまで来ていただいたのに
 申し訳ないことをしました…」


牧野のことをきちんと考えてくれていた西田さんの悲痛なお願いに、思わず「任せてくれ」と返事をしていた。


そして牧野の顔を見た瞬間…
顔面蒼白だった牧野を力いっぱい抱きしめていた。
少しだけ話して…

牧野の気持ちが揺れていることの確信を持った。
でも…
次の瞬間、司が到着した気配を感じた。


「だったらこれで踏ん切りついたか?
 あいつがお前を裏切ったんだ。
 お前がここまで来てるって知ってるんだろ?
 だったらそうだろ!司」


牧野が慌てて俺から離れて、司を見る。


司は………
いつもだったら俺に殴りかかってきただろう。

でも…
司はそうはしなかった。


「すまねぇ…それだけしか言えねぇ」

「道明寺?どうして?」

「ばばぁはお前を絶対に認めてくれねぇ…
 俺が道明寺を背負う以上…
 どれだけ頑張っても無理かもな………」

「道明寺?」

「さっさと総二郎と日本に帰れ。
 もう………NYには来るな
 総二郎…悪い………」


牧野に詫びた司が、今度は俺に頭を下げた。
目は赤く、唇は震えていた。


「司、一つだけ教えてくれ
 もう、牧野と別れるってことだよな。
 だったら俺がもらっていいだろ」

「………ああ………」


それだけ言うと、もう司は背を向けて歩き始めていた。
やはり震えている肩。

でも…どうしようもできないことなんだろう。
それでもここまで司は来た。

最後にきちんと話をしようと思ったのだろう。
きっと司は牧野がここまできた理由を理解している。

さらには、牧野の素行調査で俺が、そして西門が動いていることも知っていての言動だろう………


「待って、道明寺」


慌てて追いかけようとした牧野を止める。


「もう、終わりだ…
 司の気持ちも汲んでやれ…
 俺たちの心の動きもあいつは
 気が付いているから…」


驚いたように俺を見上げた牧野。


「俺に惹かれ始めてるんだろう?
 親だって反対していない。
 あきらのうちもそうだけど…
 お前にとって親の反対は大きいだろ?」

「………」

「障害ない状態で恋してみなぇか?
 きっと司もそれを望んでる
 お前には幸せになってほしいさ」

「………」

「つくしちゃん?
 ここまで追いかけてきた俺の
 手を取れって。
 絶対に幸せにするからさ」

「あたし浮気されるのは嫌だよ?」

「浮気なんてしねぇよ。
 ここ数日で全部
 身辺整理してきたんだぜ?」

「西門さんの好みの体系でもない」

「俺、スレンダー好きだぜ?」

「む、胸ないもん」

「お前Bカップだろ?
 俺がもんでDくらいにしてやるさ」

「げっ。エロ門、
 そ、それにあたし鉄パンだよ?」

「当然だろ?
 そうじゃなきゃ俺が嫌だ」

「ぎゃっ!な、なに言ってんのよ」

「つくしちゃん、さっきから
 どもってばかりだな~」

「だって…」

「明日、さっさと西門に戻るぞ?
 そんで急いで引っ越し。」

「引っ越しってどこに?」

「俺んち。
 もちろん俺の部屋。」

「はぁ?」

「でも始めての夜が
 それじゃ味気ねぇから
 今日、このままここで
 俺の愛を受け取って?」

「あ、あ、愛って…」

「全身で愛しちゃうからさ。
 そうしたらきっともう
 俺から離れられなくなるから
 一石二鳥じゃね?」

「え?え?えぇぇ?」

「お前はここに答えを求めに来た。
 その答えがこれってことだろ?」

「答え………
 そうなのかも…
 今、あたしそんなに悲しくない
 さっきまでが嘘みたい」

「だったらそういうことだ。」
 
「とっくに…破綻していたんだね…」

「ああ…」

「そっか…」


そしてもう一度、牧野は静かに涙を流した。


「思う存分泣け。
 そして、泣き止んだら俺を受け入れろ
 もうお前に考える時間なんかやらねぇ。
 これからは俺がお前の人生を決める。」

「うわ、それってあいつより
 俺様すぎない?」

「いいんだよ。
牧野に時間を与えるとろくなことない
いろんな国のことわざで一晩よく考えろ
みたいなことわざあるけど、お前には
あてはまらねぇんだわ。」

「ん?」

「俺とは、一晩一緒に過ごして
 体で考えてくれたらいいさ。」

「ぎゃー、やっぱりエロ門だね~」

「お前もすぐにエロ門にしてやるさ。
 よし、泣き止んだな。
 じゃあ、引き返せないように
 ここでまずは一発?
 NYまで迎えに来たご褒美頂戴♪」


なんて言いながら、慌てて部屋中を逃げ回る牧野。


「待って、待って、待って~」


こんな時でも俺の長い手足であっという間に捕まえた。


「もう離さねぇよ。
 司の誕生日っていうのが
 気に入らないけど…
 俺たちのスタートにしよう。
 俺は、牧野が好きだ」


後ろから抱きしめて、手で顔を少しこちらに向けた瞬間に、体を傾けて唇を合わせた。


「好きだ…愛してる」


キスの合間に紡いだ言葉。
牧野の体から力が抜けていく…


そしてまた流された涙。

でも………その涙を流しながらつくしが破顔した。


「ありがとう、西門さん…
 あたしも…好き」


初めて聞く、牧野の言葉に…
なぜかこっちまで嬉しすぎて泣きそうになった…



・゚・。;+;☆;+;。・゚・。;+;☆;+;。・゚・。;+;☆;+;。・゚・。;+;☆


なぜか続きそうな感じで終わっていますが、一応これでFinの予定です。
Rをぶった切るとこうなってしまって、ごめんなさい(;^_^A

続きは、もう一つ二次の孔雀王子の誕イベが終わって、プライベートも少しでもおちつければ書けるかもしれません(;^_^A
期待しないでくださいね(-_-;)

でも、次のお話はバレンタインSS予定しています。
ちょっと私の国とバレンタイン事情が違うので戸惑っていますが、今頑張って仕上げているところです。

次は笑ってもらえるようなお話になるように頑張ります。

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花より男子、総二郎とつくしの二次小説を限定で書かせていただいています。
素人のつたないお話ですが、どうぞよろしくお願いします。

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