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『花より男子』の総つくメインの二次小説になります。


~Sojiro~
 


パーティーの翌日、俺は人生でとても緊張したかもしれない。


伊藤邸への牧野の送迎で、俺は伊藤会長への挨拶をさせていただくことになった。


本当は家元夫妻も一緒に行きたかったらしい。
でも招かれているのは牧野だけなのだからどうしようもない。

それでも、送迎役をさせてもらえることになった俺に万が一にと手土産が用意された。


「いいですか?総二郎さん。
 急遽手配いたしましたから
 都内のものですが今回は仕方ないわ。
 次につくしちゃんが招かれたときは
 必ず地方の特産品や名産品も
 用意させていただきますからね。
 くれぐれもよろしくお伝えして頂戴ね」


西門の紋が入った風呂敷に包まれたそれを大切そうに持たされた。


それを牧野に見せたら「そんな大げさな」なんて大口を開けて笑っていたけど俺は伊藤邸本邸の門まで来たら緊張で喉が渇くほどだった。


でも今回は俺が仕事用で使用している黒塗りの車で来ていたから、そんなところも俺に気を引き締めさせた。


「あれ?いつもはここまで
迎えに来てくれるんだけど…」


普通に門が開かれ、牧野はここで西門の車を降りてその車に乗り換えるつもりだったらしいけど、使用人らしき人達が頭を下げて道の誘導を運転手にしていた。


運転手もミラー越しに俺に困惑の目を向けながらも進んでいく。


そしてついた先で、伊藤社長が出迎えてくれた。


「いらっしゃいつくしちゃん。
 若宗匠もよく来たね」


牧野と一緒に部屋に通していただいて、俺は伊藤社長に家から持たされた手見上げを差し出す。


「お口に合うといいのですが…
 どうぞお収めください」


西門の所作でしっかりと挨拶できたことに、この俺がほっとする。


すると早速お茶が運ばれてきて、少しの間談笑させていただくことになった。


当然話は俺がいるからと伊藤会長の誕生日についてのことにも及んだ。


これにも俺は驚きが隠せなかった。


内々になんておっしゃってたから家元夫人か俺が半東について…なんて考えていたけど、茶会の規模があまりにもでかすぎる。


本来ならすぐさま家元にもここに来てほしいくらいレベルのものだった。


でもそこはしっかりと次期家元としての役割を果たさないといけない。
それにこれは伊藤社長が俺を試しているのではないかと思えた。


この間、牧野は夫人と楽しそうにおしゃべりして、俺が持たされた手土産もお茶請けとして出てきて、それをおいしそうに頬張っている。

それだけでなく、息子さん夫婦なども合流し始めて息子さんは俺たちの話に加わり始めた。


そんなことをしていたら伊藤会長も顔を出し始めて、そこで俺は挨拶をさせていただけることになった。


「そうか、西門の若宗匠か…
 あまりいい話は聞いたことがないが…
 でもつくしちゃんと仲がいいのだね?」

「はい、高校時代からの友人です」

「ほう…では道明寺の息子とも知り合いかい?」

「はい。友人です」

「だったらつくしちゃんとのことは
 しっかりと理解した上で、
 今、こうして一緒に来ているのだな?」

「はい」

「そうか…私はつくしちゃんを
 孫の一人だと思っている。
 かわいくて大切な子だ。
 私に必ず幸せにすると
 何があっても守ると誓えるなら
 私は反対はしないよ」

「牧野の気持ち次第ではありますが
 幸せにします。守ります。」

「そうか…それは良かった。
 私はね…つくしちゃんの結婚相手に
 孫がダメならきちんと探して
 あげたいと思ったほどだ。
 でもそれは決して経済界からは
 探さないと決めていてね…
 だから君はラッキーだったな」


俺の肩に手を置きながらそんな風に言ってくれた伊藤会長に頭を下げ続けた。


「父さんがああ言うのであれば
 私も反対はしませんよ。
 でも結婚を決めたときには
 ここにも挨拶に来てくださいね。
 西門は特殊な家だ…
 つくしちゃんの第2の親として…
 私たちが後ろ盾になれば何かを
 言ってこれる輩もそんなに
 いないだろうしね…
 私たちもつくしちゃんを守りたい」

「はい、必ず…
 ところで…一つだけ教えてください」

「なんだね?つくしちゃんとの
 仲についてかね?」

「はい」

「それはね…私も家内も一目ぼれだったんだ
 出会ったときにすぐに道明寺の件で
 話題になったことだとわかった。
 でも…何も言わなかった。
 そんな中でね、あの瞳に私も家内も
 引き込まれてしまったんだよ。
 話をさせていただくようになってからは
 今度は心に惹かれてしまった。
 仲良くなったら手放せなくなった。
 そんなところだろうね。」


牧野の方を優しいまなざしで見ながら話してくれた伊藤社長。


そしてこの日は一家と食事までさせていただき、楽しく過ごさせていただいた。
最後に「父さんにサプライズにしたい」と言い出して、次の約束は会社に家元も連れてきていただけたらと言われ、早急に家元に連絡をとりスケジュールの調整をしてもらった。


当然帰宅した俺は家元夫妻に今日のことを根掘り葉掘り聞かれて大変だった…


☆;+;。・゚・。;+;☆;+;。・゚・。;+;☆;+;。・゚・。;+;☆;+;。・゚・。;+;☆


今回はいつも以上に牧野パパママの存在薄いです((´∀`*))ヶラヶラ
そのかわりに………

次回はつくしちゃんサイドのお話になります(^^♪



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【2019/06/24 20:00】 | ⑩ 守りたい
|



~Rui~



あのパーティーの日、帰ってから家では両親に呼び出された。


「類は牧野さんを女性として
 愛しているんだよな?」

「そうなのよね?類?」


期待に満ちた目で俺を見ている。
でも俺はそれに冷たい視線を向けた。


「そうだね。俺はそうだよ。
 でも牧野は違う。
 俺たちは友達にしかなれない。
 だから変な期待は持たないで」

「それは牧野さんが類を選ばないと
 いうことなのか?
 司君とはとっくに別れているし
 今日は西門の仕事として総二郎君の
 パートナーとして来ていると言っていたが」

「俺たちはきっと無理だよ。
 それに総二郎は本気だと思うよ?
 それに牧野はきっと総二郎の
 気持ちに気がついたら変わると思う」

「でももう一度頑張ってみても
 いいんじゃないかしら?」

「無理。牧野をこれ以上
 傷つけたくないからね」

「「類」」


伊藤社長が牧野の後ろ盾なのであれば、牧野は経済界だけでなく政界、文化界とどこでも喉から手が出るほど欲しいだろう。
だからこそ今はそれどころではない。
牧野を守ってあげなければならない。


それには両親の力も必要だった。


「それでも友達であることはこれからも
 変わらないし、俺たちはソウルメイトだ」

「友達として特別ということか?」

「うん。俺たちはお互いの一部だと
 言い合ってる仲だからね。
 だからかな?牧野が日本にいなかった
 間も牧野が元気でやっていることは
 心で感じてたくらいだから…」

「そうか………」

「うん。だからお願いがある」

「なんだ?
 牧野さんの今後の警備についてなら
花沢からも何かすればいいのか?」

「さすが父さん。話が早いね」

「こういったことは道明寺や
 美作の方が上だけれども
 うちだって何もしないわけには
 いかないことくらいわかっている」

「うん。ありがとう」


その後は花沢としてどうしていくかを両親と話し合った。

両親とこんなに話をしたのは初めてで…
母親なんかは牧野のことを諦められないらしくて何とかしたいと別のことまで考えては俺に意見を求めてきた。


「牧野はこういうことにはとても敏感だ。
 今まで牧野のことをいい顔して
 見てこなかった父さんたちが
 手のひらを返したように接してくれば
 それはきっと軽蔑されるだろうね…」


そんな風に返したら、バツの悪そうな顔をした母さん。


「美作や西門はそれがなかったんだ。
 西門は最初はおばさんは険しい顔をしてたよ。
 でもそれは高校生の頃で今は
 自分のところで働かせているくらいだからね。
 だから美作や西門みたいにはいかないよ」

「ごめんなさいね。類…」


母さんがそんな風に謝るなんてことも初めてでびっくりした。


「お前の言うとおりだ…
 私たちは牧野さんを認めてこなかった。
 今更遅いのもわかっている。
 類、本当に悪かった」


父さんが俺に頭を下げた。


「いいよ…別に………
 その代わりにソウルメイトという
 俺だけのポジションでいるんだから…」


本当は牧野と付き合いたいさ。
でも今後どう考えても牧野が俺に振り向いてくれることはないだろう。


これを機に総二郎はきっと本気で動くだろう。
そうなったら恋愛に長けた総二郎のことだからきっと俺が入る隙が無いくらいに作戦を立ててくるはずだ。

現に今だって一人暮らししているとはいえ、住んでいるところも総二郎のマンションだし、仕事だって西門だ。


あきらは…
良き兄貴に徹するだろう。
きっとあきらだって夢子ママにきっと俺以上に「つくしちゃんと付き合って?」なんて言い寄られているだろう。
それもうんざりするレベルの………

それを想像しただけで俺もなぜかげっそり…

そういうところは少しドライな両親でよかったと心から思えた。


そして翌々日、俺たちはメープルに集まった。


総二郎から聞かされた出会い、そして今の家族ぐるみのお付き合いについて。
それを聞けば聞くほど、牧野の大物ぶりに俺たちは脱帽するしかない。


「昨日さ、俺も伊藤邸で
 会長にも挨拶させてもらった。」


総二郎は経済界ではない。
それなのに伊藤会長と挨拶できただけでも俺たち3人は羨ましかった。


けど本題は牧野の今後のことについて。
道明寺と美作は想像以上のSPの配置について、そして防犯システムなどを打って出てきた。


こういうときって花沢って一番後手に回るんだ…


こうなったら道明寺や美作に外部はお願いして後は西門でしっかりやってもらった方がいいんだと思う。


そうしたら俺にできることは…
今まで通りに外に何事もなく連れ出したりすること。

これはあきらや総二郎もしていたことだけど、頻度が違うんだよね。
だから牧野を不安にさせないためにも、ソフト面での対応は率先してやりたい。

ソウルメイトという立場だからこそできることだけど、でもこれさえも、総二郎が動き始めたらどうなるんだろう…


でもそれまでは………



☆;+;。・゚・。;+;☆;+;。・゚・。;+;☆;+;。・゚・。;+;☆;+;。・゚・。;+;☆


今回、偶数回はすべて総ちゃんでお届けさせていただくことにしてます。
次は総ちゃんが動き出すですが………

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【2019/06/23 20:00】 | ⑩ 守りたい
|



~Sojiro~



パーティー会場を家元夫妻とともに牧野を連れて逃げ出すように出てから、西門のリムジンでは牧野になんて聞き出せばいいのかと3人で悩んでいた。

二人とも俺に目で「聞いてくれ」と訴えてくるのがヒシヒシと伝わってくる。


「なぁ、牧野」

「なんでしょうか?」


家元たちも同乗しているせいもあって、俺にも敬語で話してくる。


「今はプライベートだから
 ため口でいいぞ」

「でも…」

「いいから!
 で、いつから伊藤社長と知り合いだ?」

「伊藤のおじいちゃん?」

「ああ、それとご夫人だ」

「二人ともね、私が逃亡中だった時に
 タヒチで知り合ったの。
 確か話したことあったよね?」


俺が頷いたことを確認してから再び話始めた。


「帰国したら連絡するように言われてて
 だから帰国するときに連絡したの。
 そうしたらね、帰国する便も時間も
 教えなかったのに、空港で
 待っててくれたんだよ。
 びっくりしたんだ~。
 その後はお休みの日によく
 おうちにお邪魔してお茶したりするの」

「じゃあ、会長とは?」

「大じいちゃんね!
 伊藤のおじいちゃんたちと
 一緒によくおしゃべりするの!
 すごく楽しくて大好きなの」

「「「………」」」


正直、そんな次元の人たちじゃない。
もちろん、ごく当たり前の付き合いみたいに話す牧野に家元たちは言葉がでてこないようだ。


「それだけか?」

「他に?えっと………
 あ、よく伊藤のおじいちゃんの
 息子さんたちとも会うよ?
 そういえば今日も似たような人たち
 見かけたんだけど本人だったんだよね?」

「ああ、そうだろうよ………
 そういえば…あそこの末子って
 俺たちと変わらない年齢だったか?」

「ん?圭太さん?
 確か西門さんの1個上だったよ。
 年が離れてお兄さんたちが
 2人いるんだよね~。
 良樹さんと孝信さんの子供たちも
 とってもかわいいんだよ~。
 でも…今日は見なかったけどね」


完全に家族ぐるみの付き合い。
司以上に分刻みで動いているはずの伊藤社長も牧野が遊びにいく時は必ずいるみたいだし、何でも末子の圭太?の存在が気になる。


「それにしても…
 なんでそういうこと言わねぇんだよ」

「え?だって伊藤のおじいちゃんが
 まさかそんな人だなんて…
 ううん、社長さんだってことは
 聞いていたけどそこまですごい
 人だとは思わなかった」

「邸を見りゃわかるだろうよ」

「……………そうかも……………
 ほら!あんたたちの家をいつも
 見ていたから感覚がおかしくなった?
 あははははははは……
 それに最初連れていかれたのが
 千葉にあった別荘で、そのあと
 2つばかり別宅に行ってから
 本宅に招かれたからどんどん大きく
 なったんだけど慣れって怖いね~」


なんて笑っているけど、そりゃねぇだろうが…
家元たちだって苦笑いどころか、額から汗が噴き出ながらあわあわしている。


「とにかくだな…
 まずは家元が茶を点てさせて
 いただくことになったんだ。
 家元夫人か俺が半東として
 つかせてもらうから
 お前も手伝えよ」

「総二郎!それはダメだろう。
 きっと牧野さんも客側だ」


黙りこくった俺とは対照的に牧野が慌てた。


「お家元、それはできません」

「いやいや…とんでもない………
 私たち夫婦と総二郎で全部
 やらせていただくことになるから
 牧野さんは申し訳ないが
 何かあったときによろしく頼むよ」


家元夫人もこれでもかっていうくらいに首を縦に振っていた。


「牧野さんのお陰でこうして
 伊藤会長、伊藤社長と
 お近づきになれたんだから
 精一杯やらせていただくからね。
 それから………牧野さん」

「はい」

「これからは事務局ではなく
 本邸に移ってもらうことになると思う」


首をかしげている牧野。
しかし俺も家元夫人もすぐに家元の考えが読めた。


俺が頑張って早急に牧野を手に入れなければならない。


それだけではない。
事務局では外部の人間と接触も多い。

もちろんそれには後援会も含まれ、道明寺、美作、花沢クラスの役員たちもいる。

今日のパーティーについては社交界では一気に広まるだろう。


先に手を打たなければ大変なことになる。
それにはあいつらの力も必要だろう………


ゆっくりと牧野の心の傷が癒えて、新しい恋ができそうになったら動こうとしていた当初の予定を大幅に早めることになるのが不安だが………

やるしか道はなくなった。


だけど牧野に誤解だけは与えてはいけない。
けた違いの大物と知り合いだから付き合いたいと思われたら最悪だから………



☆;+;。・゚・。;+;☆;+;。・゚・。;+;☆;+;。・゚・。;+;☆;+;。・゚・。;+;☆


今回、カテゴリがすべての皆様に感謝を込めてに入っている理由は、400000HITのお礼をこめてです(^^♪
皆様本当にご訪問いただきありがとうございました(^^)/




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【2019/06/22 20:00】 | ⑩ 守りたい
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~Akira~



信じられない光景を目の前に、俺は親父とお袋、そして桜子とともに呆然と見ているしかできなかった。

当然花沢も大河原も、そして司も全く同じ状況で、誰もが会話に混ぜてもらいたくてうずうずしていた。


でも、誰かが動こうとすると伊藤社長の鋭い視線が突き刺さる。
それは司をも動けなくさせる程だった。


6人ですでに15分も話し込んでいる。
伊藤社長がこんなにも話をするなんて今まで一度も見たことがないらしく、周りがざわめき始めていた。


「それでは今度家元にお茶でも
 点てていただきながら
 つくしちゃんと一緒に
 父さんの誕生日当日の祝いを
 できたらいいねぇ。」


家元ももちろん快諾している。
どんな用事だってキャンセルする価値があるんだから当然だろう。


それよりも牧野だ…
社長夫人がと手を握り合いながら当日のことを相談しあっている。


そして………
その後少し話して、「じゃあまた明日来てね」なんて言われて手を振っていた牧野。


伊藤社長は移動する際に俺たちの近くまで来ると真っ先に司に視線を向けた。


「いくらでも方法はあったはずだ。
 一番大切な人を手放す方法を
 選んだ君は立場を弁えた御曹司に
 周りには映ったかもしれないが
 私は少なくとも落胆したよ」


言葉を失った司の次に類や俺に視線が向けられた。
しかし何も言われることがなく、前を通りすぎていく。


いくら中枢とは言え、まだ駆け出しの御曹司に用はないということだろう。
その直後、うちの両親や類の両親が挨拶だけさせてもらえただけでも御の字だろう。


しかし………
嫌な予感しかしない。
この後、きっとあらゆる企業が牧野の争奪戦を始めるだろう。


それは当然のように俺たちの誰もが思っていて、フリーになった牧野を瞬時に守るように囲んだ。


牧野に聞きたいことは山ほどある。

しかし、当の牧野は家元夫妻に「お手数をおかけして申し訳ありません」なんて言っているくらいでまったくことの重要性を理解していないようで………


結局、この後は俺たちの周りに牧野と近づきになりたい奴らがごった返し、牧野は家元夫妻や総二郎に連れられて少し早めに帰っていった。


「牧野、すごい大物と知り合いだね。
 俺、伊藤社長は怖くて
 話しかけることすらできないや」


なんて類が言い出し、司がようやくここで復活した。


「ああ…マジで怖ぇなんてもんじゃねぇ…
 ばばあなんかあれに比べたら
 かわいいもんだって思えたくらいだ…
 それにしても俺やばくねぇか?
 牧野を振った最低男って認識だろうな」


確かにそんな感じだろう。


牧野はどうやら伊藤社長夫妻が娘のようにかわいがっているレベルらしい…
そんな娘同然の牧野が悲しんだことを知っていたら許せないのかもしれない。


「それにしても西門だけずるくない?」


類の声にそこにいた誰もが同意せざるを得なかった。


とはいえ、このまま誰もが引き下がるなんてできない。
美作は…いや、道明寺も花沢も伊藤社長と少しでもお近づきになりたいと常々思っている。


当然、俺たちは帰宅後、自分たちの意思だけでなく家族の意向も受けて総二郎に連絡を取った。


もちろん総二郎や家元夫妻が牧野にすべての真相を帰りに聞き出してくれていた。


これを一人一人に話すのは大変だということで、明後日俺たちは全員西門に集合することになった。


「明日は俺が牧野を伊藤社長宅まで
 送迎させてもらうことになったから
 それも含めて明後日に話すからな…
 正直俺も混乱してるんだ。
 これからも牧野の安全のことも
 含めてお前たちと相談したい。」


総二郎が最後に言った言葉は急を要するだろう。


司も類も同じように言われたらしい。
津亜k差はともかく、類も俺も家族と話し合って今後の牧野のことについて案をだしあった。


お袋なんかはさらに斜め上をいく…


「あきら君、つくしちゃんと
 男女のお付き合いできないかしら?
 やっぱり年下だから無理なのかしら?
 うちだったらいくらでも
 守ってあげられると思うんだけど…
 少なくともどこかもマンションや
 西門よりセキュリティは強固だし
 西門みたいに堅苦しくないのに…」


できることならそうしてやりたい…


でも………
きっと牧野が惹かれるは俺じゃない………


今日の総二郎と牧野を見ていて、二人が一緒にいることがあまりにも自然に見えた。
それは司と牧野が付き合っていた時よりもはるかにそう見えたんだ…








☆;+;。・゚・。;+;☆;+;。・゚・。;+;☆;+;。・゚・。;+;☆;+;。・゚・。;+;☆


昨日は更新がない中、覗きに来てくださった皆様ごめんなさい(;^ω^)

実は主人に日本への帰国命令が下されました。
今は国をまたぐプロジェクトをしていて、主人はヨーロッパの担当としてこちらに来ていたのですが、日本にいる先輩がご家庭の都合で急に辞めてしまわれたらしく…
そこで主人の専門分野の方たちで再編成を組まないといけないということで、主人は日本勤務ということらしいです(´;ω;`)ウゥゥ

これが分かったのが先月だったのですが、昨日は荷造りに追われていました。
1年前のカオスな状態が再びです(;^ω^)

とはいえ、私はこっちに残りまーす♪
それに嬉しいことに日本にいたときの借り上げ住宅の部屋、そのまままた使えるそうです(≧∇≦)

大変だけど、少しの間頑張りますwww


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【2019/06/21 20:00】 | ⑩ 守りたい
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Re: ん? 旦那さんだけ?
るいか
りおりお様


こんにちわ~♪

(*・ω・)(*-ω-)(*・ω・)(*-ω-)ウンウン♪
旦那だけです。

私はアメリカ採用だからアジアに行くのは一度アメリカ戻ってからだろうな(;^ω^)
私は私で本社から帰国命令かかってるからね(;^ω^)

とはいえ、まだ娘が病院だから落ち着くまでこっちにいることになるらしいです。
娘が健康体だったら9月からアメリカ予定だったから予定が狂いまくりで困ってます( ノД`)シクシク…

でも前に話したと思ったけど、例の仕事は始まるから忙しくなるけどね(;'∀')

浮気の心配ねぇ…
確かにそれもあるけど、されたらし返すよ~(^^♪
それに旦那にも相手にも莫大な慰謝料請求するという契約書を旦那に書かせているからやれるものならやってみなって言うのが私のスタンスなのよ。
旦那以外にもいい男なんていっぱいいるもん。
ただじゃあ済ませません。

そこはわが国の習性よね(*´∀`*)

でも1年でまた荷造りって本当にないと思う…
まだ開いてない段ボールあってびっくりしたもん!

家電製品や家具は、ベッド以外は急遽こっちに赴任がきまった後輩君がどうしても残していってほしいと言われたの。
だから来た時よりも楽だけど、そっちの家電の調達で今日は忙しかったです。

冷蔵庫と洗濯機はHITACHI、オーブンはPanasonicと日本製がずらり。
そういえばHITACHIってヒタチって読むって忘れてて、電話で「ハイタッチ製でしたっけ?」なんて堂々としゃべって笑われました…( ノД`)シクシク…

宝くじはね…地道にいくわよ…
それか…積みたて?貯金よwww

そして私が日本に行く日は、連絡するからね。

ちなみに旦那の赴任にはLynnが入院中だから行けないのよ(´;ω;`)ウゥゥ
こっちの空港でLOUISとともに笑顔で送り出して終わりよwww

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Re: タイトルなし
るいか
瀬奈様

お久しぶりです♪
お忙しい中ありがとうございます。

そちらはホームに入るのに数年間かかる記憶があるのですが大丈夫ですか?
そんなに大変なら瀬奈様が本当に倒れてしまいますから程々にして生き抜きして下さいね。
たまには旦那様に会いに帰らないと、旦那様も寂しがりますよ!

私の方は実家に残ります。
娘がまだ入院しているから仕方ないです(-_-;)

それにこちらに主人がいないなら、アメリカ勤務が余計に近づいたでしょうし…(^^;;
analystとして再稼働もしないと感覚が鈍るのでいい機会かもしれません。

お互いに暫く大変ですが、メールなどで愚痴を言い合いながら乗り切りましょうね★



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~Sojiro~



はじめは牧野を公の場所に連れ出すことに抵抗があった。


でもそれを一蹴したのが家元の言葉だった。


「いつまでも逃げていてはだめだ。
 逆に連れまわしなさい。
 そうすれば西門の立ち位置を示せる。
 そうすればお前の将来の近道に
 なると思わないか?」


確かにそうだと思った。
だからあきらや類たちの力を借りて連れまわすことにした。


できる限りは俺たちが盾になる。
あいつに投げかけられる言葉を俺たちが受け止めて、倍以上にして返した。

でも、ある程度は牧野に覚悟をしてもらわないといけなかった。
そこで最初に使ったのが「仕事」としてのパートナー。

こうすれば責任感の強いあいつは絶対に逃げ出さない。


そしてもう一つ。
家元は言葉どおり、西門の立ち位置を示してくれた。


牧野の着用する着物はすべてが西門の紋が入っていた。

それだけでない。
洋装の時だって、家元夫人が実家から持たされた宝石類などを身に着けさせた。

知る人が見れば、その意味することがすぐに分かったはずだ。


それでも中には道明寺がダメなら西門なのかと心ない言葉を投げかけてくる奴らもいる。

そういう奴らは…
あきらと類、そして司に滋を敵に回すことになった。


それだけじゃない。
牧野の味方をしてくれる人は意外にも多かった。


この窮地に天草が手を差し伸べた。

それによって政界からのバッシングも減ったのはとても心強かった。


でも………
今度のパーティーではとんでもないことが判明した。


このパーティーは旧財閥でもあり、経済界のドンと称される伊藤会長の白寿のお祝いでもある。
招かれている人物もそれ相応の者ばかりで、西門からは家元夫妻と俺。
もちろん牧野をパートナーに出席していた。

当然、道明寺はおばさんを筆頭に司も奥さんを伴って帰国してきた。

類の家はおじさんとおばさんが揃って帰国し、類も出席している。
類のパートナーにはなぜか滋。
滋も両親とともに出ていて、お互いにパートナーが見つからなかったからと、安易に決定したらしい。

あきらももちろん両親とともに参加している。
パートナーは桜子で、こちらも三条家からじいさんばあさんまでが出席していた。


とっくの昔に引退して、伴侶も失い、今は自宅でのんびりと生活しているとはいえ、一言発するだけで絶大な発言力を持つ伊藤会長。


実験は息子夫婦が持っているが、誰もがまずはこのじいさんに挨拶をするのが通例になっている。


今日も………
爺さんの隣に息子が寄り添い、そしてその隣に夫人がいて、列を作って挨拶をする。


あの司でさえも、文句ひとつ言わずに静かに並んでいるのだからどれだけの大物かここにいる誰もが知っている。


俺たちの前にもすでに長蛇の列になっている。
一組1分の挨拶でも何百組もいたら何時間になるかもわからない。


それでも司の母ちゃんですら挨拶をしないわけにはいかず、険しい顔をしながら順番を待ち続けた。

そんな中、司の婚約者は勝手に列を外れてどこかに行ってしまう。
俺たちは少し離れたところでそれを見ていた。

できるだけ牧野と接触させたくなかったから、動きに気を配る。
でもそれは心配する必要すらなかった。

自分にとっては必要のない人物と位置付けたのだろう。

挨拶に並ぶだけ時間の無駄とばかりにそのままホテルに戻ったらしい。

さすがに司の母ちゃんもあきれ返っていたが、司は一緒に並ぶこともなくてほっとしたようだった。


その後かなり待ったが司たちは挨拶ができたようだ。

本当に祝いの言葉を述べただけで終わったらしく、がっかりした司の母ちゃんはそのまま帰っていき、司がそこで初めて俺たちと合流した。

牧野にそこで何度も謝罪の言葉を述べた司。
俺たちはそれをただ黙って見守るしかできなかった。


二人で小声で話していたから何を話していたかは分からない。
必死で聞き耳を立てて会話を聞き取ろうとしたのだけど無理で、俺があまりにも心配そうな顔をしていたらしく、あきらたちが苦笑いしていた。


でも………
「幸せになって」「お前も幸せになってくれ」という最後の言葉だけがかろうじて聞き取れて…
そこからはじき出された答えは二人が別々の道に納得したと


司以外は結局挨拶すらできていなかった。
会長がお疲れと言うことで打ち切られてしまったからだ。


そのため、壇上での挨拶も乾杯もされることがなかった。


しかし司たちはここで帰るわけにはいかない。
社長夫妻に挨拶が残っているからだ。


当然、社長たちへの挨拶もできるかどうかもわからないほどの混雑ぶりに俺たちもうんざりしかけたところだった。


「つくしちゃん?
 つくしちゃんじゃないの」


その言葉が聞こえてその方向を振り向くと、一斉に道が開かれた。


「伊藤のおじいちゃん、
 おばあちゃんもどうしたの?」


その言葉に俺たちは絶句した。


経済界で伊藤社長とその奥様はとても厳しい人物であり、簡単に話しかけられる人物ではない。
だからこそこうして司でさえも簡単に声をかけられず並ぶのだ。


それなのにその人物に対して「おじいちゃん、おばあちゃん」と呼んだ牧野。
当然周りも顔を青くしておろおろしている。


「つくしちゃんこそどうしたの?
 まさかこんなところで会えるなんて
 思いもしませんでしたわ。」

「あ、あたしね、西門流で働いているって
 前にお話したことあったと思うけど
 今日もこうして若宗匠のパートナーに
 駆り出されて出席してるんです」

「あら、そうなの?
 つくしちゃんがいらっしゃったなら
 お義父様にもお会いしてほしかったわ。」

「え?大じいちゃんもいたの?」

「いらしたのよ。
 今日はお義父様の誕生日パーティーよ」

「確かにつくしちゃんに会えたら
 それもいいプレゼントになったな。」

「そうなんだ~残念。
 え?え?うそ~~~」


牧野の叫び声が会場に響く。
そんな姿に人前で笑顔なんて滅多に見せない社長夫妻が声を出して笑っていた。


そしてその後は近くにいた者に椅子の用意までさせて3人の談笑が続く。


「ま、牧野?」


すっかり忘れられいた俺が慌てて声をかけるとそこで牧野が社長夫妻に俺を紹介してくれた。


「君が西門流の若宗匠か。
 つくしちゃんがお世話になってるね。
 娘当然に思っていてとても
 良くさせていただいているんだ。
 本当に大切な子だからね。
 くれぐれも無理させないでいただきたい」


その言葉に俺は慌てて頭を下げた。
当然、俺の後ろでは家元夫妻も頭を下げ、その後はなぜか俺たち3人まで話に加わり、談笑させていただくことになった。


当然………
この一連のやりとりに司でさえも唖然と見ていたらしい…



☆;+;。・゚・。;+;☆;+;。・゚・。;+;☆;+;。・゚・。;+;☆;+;。・゚・。;+;☆


また日本で地震があったようですが、皆様大丈夫ですか?

そこまで被害が大きくはないという情報ですが、余震などにも注意してくださいね。



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【2019/06/19 20:00】 | ⑩ 守りたい
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Re: タイトルなし
るいか
まりぽん様

いつもありがとうございます♪

今回もとんでもない大物を釣り上げたつくしちゃんですが……
次のつくしちゃんサイドの際にいろんな人間関係が明らかになります!(^^)!
その前にあきらサイドが挟まれるけど少し待っていて下さいね(^^;;

最後に、つくしちゃんの母としてのコメントに笑ってしまいました!


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